プロの極技を紹介 ~素人では真似できない技を見させて頂きました~

今回は無理をお願いして、普段は見ることのできない作業を撮影させて頂きました。撮影内容はフロントバンパーの擦り傷の修復作業です

フロントバンパーはうっかり擦ってしまう一番修復の多い部分今回はフロント右側の修復作業です。私も一度擦った経験がありますが、思った以上の料金でしたが、この作業工程を見れば納得できます。


念入りな研磨作業を行った後に余剰をおこなっています。

下地を塗る為に養生・マスキングを行っています。
隙間が無いように丁寧に養生します。
手馴れたプロ技で数分で養生完了です。


余剰失敗したら関係ない部分も色付いちゃいますからね。



下地の塗装開始です。写真では、簡単に吹き付けているように見えますが。素人では出来ない手首の捻りや、ムラの無いように均等に吹きつけを行っている様子を実感できました。1番修復作業の多い部分のようで今回はフロント右側の修復作業です。

撮影している私も緊張してしまいます。


これは照明ではありません。
下地塗装面の乾燥を早める為に、遠赤外線で乾燥させています。
また、遠赤外線を使うと、内面・外面が均等に乾燥され塗装強度が増すとのことです。


近づくと少し暖かさを感じました。


上塗りを行う前に、バンパー全体を研磨剤で細かい傷を付けます。上塗りやクリアーの粘着を強くする為に行っています。この作業を行うことで、軽度の傷が付いても、塗装面が剥がれ落ちたりするのを防止できます。

素人はキズ付けないでそのまま塗装しちゃうかもですね。



乾燥後、塗装専用ブースに入り外部の風やホコリを完全にシャットアウトします。いよいよ上塗りとクリアーの開始です。
撮影している私も緊張しながら見させて頂きました。


塗装前に入室させていただきましたが、無風で埃ひとつ飛んでいない状態。



全ての塗装が完了し元のバンパーに戻りました。
輝きを取り戻しているのがよく解ります。
痛々しい傷もまったく解らなくなっています。


写真で伝わらない「ツヤツヤ」な感じがたまりません。新車時のようです。

ここまでの作業を約2時間で終了、さすがはプロです

プロが塗装するからこそ綺麗に仕上がります。(撮影後記)

塗装は簡単な作業にも見えますが、市販のスプレー管で吹き付けるのとは訳が違います。塗装自体も良質なものが使用されていて、乾燥・硬化を防ぐために専用の塗装保管方法がとられていました。ほんの小さな傷でもタッチペンのように行うのとは違い、色の境界を無くすためにバンパー全体を塗装しています。
塗装は大きさに関係なく工程は同じと言いますが、全体を修復するからこそ傷を作ってしまったのさえ判らない程に修復できるのだと思いました。今回の撮影後、もしも擦り傷を作ってしまったら、プラスワンさんのような完璧な塗装を行ってくれる店にお願いしたいと思いました。

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